「まーちゃん、先にといを付けようか」。年の瀬が迫る2021年12月21日、京都府南丹市園部町天引の民家。ニッパーやドライバーなどが入った工具入れを腰に付けた大塚克幸さん(68)の呼び掛けに、トンカチを手にした「まーちゃん」こと西井正夫さん(69)がうなずく。家がお隣さんで、「いいパートナー」と西井さんが評するコンビの息はぴったりだ。

 約2時間で、そこかしこに穴が開いていた4メートルほどの雨どいを取り換え、ずれていた屋根瓦を修繕した。ふたりに何度も頼んでいるという住人の高齢女性は「すごく助かっている。感謝しかない」と喜んだ。

 人口約150人で、高齢化率が50%に達する天引では、