京田辺市薪の石造物を紹介するリーフレット

京田辺市薪の石造物を紹介するリーフレット

 京都府京田辺市薪の薪区文化委員会は、地区にある石造物をテーマにしたリーフレット「ぶらぶら散歩 薪の石造物」を作った。地域史を伝える記念碑や生活に使われていた道具などを、現地を尋ねたり聞き取りしたりして調査し、文と写真で紹介している。

 同委員会は、市や区の文化祭に合わせ、薪の歴史や慣習、行事などについて調査し、冊子などにまとめる活動に毎年取り組んでいる。

 リーフレットは六つのテーマ別に構成。池から水を引く際に水量調整で使われていた「立樋(たてひ)」や、農閑期に力を付けすぎた牛を訓練するための「牛引き石」など昔の生活をしのばせる道具類のほか、甘南備山の保全事業を成し遂げた人物の顕彰碑といった地域の歴史を刻むものなど計26の石造物を掲載。位置を示した地図も載せ、散策を楽しめるようにした。

 白石光弘委員長(77)は「増加する若い世帯の人に薪の歴史を見直してほしい」、編集に携わった加藤晴男さん(75)は「歴史を刻む石の大切さを感じた」と話した。

 A3判四つ折り。4千部作成し、区内の世帯や観光協会、図書館などに配布した。