3年ぶりの京都公演で踊るギリヤーク尼ケ崎さん(2018年5月3日、京都市東山区・円山公園)

3年ぶりの京都公演で踊るギリヤーク尼ケ崎さん(2018年5月3日、京都市東山区・円山公園)

 「伝説の大道芸人」として全国の街頭で踊り続けるギリヤーク尼ケ崎さん(88)が3日午後2時、京都市東山区の円山公園ひょうたん池前で青空舞踊公演を行う。パーキンソン病など複数の病と闘いながら昨年、3年ぶりに京都公演を復活。昨秋、路上で踊り始めて50周年を迎え、今年は米寿の記念として祈りの踊りを捧げる。

 ギリヤークさんは1930年北海道出身。早世した妹の供養のため踊り始め、68年に街頭で初めて公演した。

 以後、世界中の災害やテロの現場で鎮魂の舞を捧げてきた。大道芸の大先輩という出雲の阿国ゆかりの京都は、70年から踊り続ける地。病気や障害のため、3年前に関西公演をいったん断念したが、リハビリを経て昨年、京都公演のみ復活。途中、車いすを使いながら踊り切った。

 今年は「念仏じょんがら」「よされ節」など恒例の演目のほか、50周年を記念する新作「果たし合い」を披露する。親交の深い俳優近藤正臣さんから贈られた刀のつばを用いた一人芝居のちゃんばら劇になるという。

 ギリヤークさんは「新しい時代を迎え、精いっぱい踊りたい」と意気込んでいる。5日は神戸市の湊川神社でも踊る。いずれも入場無料。