Photo by 八木夕菜

 

 南禅寺畔で400年続く老舗料亭「瓢亭」。移ろう季節に心を寄せ、今日もまた、もてなしの花があたたかく客を迎える。 

 

 新しき年のはじめにおもふことひとつ心につとめて行かな  斎藤茂吉

 
 
 
【花材】衝羽根(つくばね)、椿(紅白2種) 【花入】古備前耳付細口花入 【軸】表千家13代即中斎筆「乕嘯風生」

 迎え花-。もてなしの心を込めて、客を迎えるために生けられた花をそう呼ぶ。
 京都・南禅寺畔、茶懐石の老舗「瓢亭」では日々、14代当主髙橋英一さんが自ら花を生ける。初夏の野花菖蒲に秋の桔梗、極寒にも映える椿…。手にする花や枝の多くが庭で育てた茶花だ。

瓢亭