池坊専好次期家元の指導を受け、新春の花を生ける門弟ら(5日午前8時55分、京都市中京区・華道家元池坊家元道場)

池坊専好次期家元の指導を受け、新春の花を生ける門弟ら(5日午前8時55分、京都市中京区・華道家元池坊家元道場)

 新年を祝う華道家元池坊の「初生け式」が5日、京都市中京区の家元道場などで行われた。新型コロナウイルス感染防止のため、規模を例年の4分の1ほどに縮小し、10~90代の約400人が一年の精進を誓って花を生けた。

 このうち振り袖や羽織はかまに身を包んだ若手21人は、花を携えて六角堂に参拝後、道場で初生けに臨んだ。梅やセンリョウといった季節の花材にバラやチューリップなどを取り合わせて丁寧に仕上げ、池坊専好次期家元が一人ずつ声を掛けながら見て回った。

 この春、就職予定の大学院生(25)=中京区=は、バラのつぼみを配して「コロナ禍にじっと耐える社会」を表現し、「いつか花開く時を楽しみに生けた」と明るい明日への希望を込めた。

 池坊次期家元は「新た」と題して松や水仙、菜の花などを生け、「困難の後の新たな一歩、発展の年となるように」との願いを託した。