パネル展示や関係資料の複製品が並ぶ展示室(長浜市高月町雨森・雨森芳洲庵)

パネル展示や関係資料の複製品が並ぶ展示室(長浜市高月町雨森・雨森芳洲庵)

手にとって閲覧できる「交隣提醒」の複製品

手にとって閲覧できる「交隣提醒」の複製品

 江戸時代に朝鮮外交で活躍した儒学者雨森芳洲(あめのもりほうしゅう)を顕彰する「東アジア交流ハウス 雨森芳洲(あめのもりほうしゅう)庵」(滋賀県長浜市高月町雨森)はこのほど展示室を改装した。芳洲の代表的著作「交隣提醒(こうりんていせい)」の複製品や、芳洲が随行員を務めた朝鮮の外交使節団「朝鮮通信使」を説明するパネルを新たに加えた。

 同地区は芳洲の出身地とされ、同庵は1984年に開設された。改装は、市内にある芳洲関連資料を含む江戸時代の外交資料「朝鮮通信使に関する記録」が2017年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録されたことを記念して市が実施。関係資料の複製品20点とパネル8枚を新調した。

 「交隣提醒」は、対馬藩に仕官した芳洲が「朝鮮の風俗習慣を理解し、違いを尊重すべき」と外交の基本理念を藩主に上申した意見書。同書の複製品は手にとって閲覧もできる。

 パネルでは、中国語と朝鮮語を習得した芳洲が「国と国には初めから優劣は存在しない」と記した随筆などが紹介されている。

 要入館料。月曜と祝日の翌日休館。0749(85)5095。