新緑が映える中、勢いよく駆けぬける乗尻ら(1日午後2時27分、京都市北区・上賀茂神社)

新緑が映える中、勢いよく駆けぬける乗尻ら(1日午後2時27分、京都市北区・上賀茂神社)

 上賀茂神社(京都市北区)の伝統行事「賀茂競馬(かもくらべうま)」(5日開催)で出走する馬の順番を決める「足汰式(あしぞろえしき)」が1日、同神社であった。雨の中多くの観衆が訪れ、平安時代から続く神事や、新緑の中を駆ける馬の姿を楽しんだ。

 足汰式では、鍛錬を積んだ「乗尻(のりじり)」と呼ばれる騎手が、約200メートルの馬場を直線に駆け抜ける。まず1頭ずつ走る「素駆(すがけ)」を行い、姿勢やむちさばき、速さなどを基に組み合わせを決める。次に本番同様、2頭ずつ走る「競馳(きょうち)」を行う。

 今年は中学2年から46歳の10人が乗尻を務め、勇壮なかけ声やむちの動きで魅了した。訪れた人は目の前を全力疾走する馬の迫力に圧倒され、子どもたちも「速い」「かっこいい」と感嘆の声を上げていた。

 賀茂競馬は天下泰平(てんかたいへい)や五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈願するため、1093年に始まったとされる。