若い世代や女性にサバのへしこを親しみやすい風味に仕上げた「旨米鯖」(手前右)と瓶詰めのシリーズ商品を手にする今出さん=へしこ工房HISAMI・京丹後市丹後町間人

若い世代や女性にサバのへしこを親しみやすい風味に仕上げた「旨米鯖」(手前右)と瓶詰めのシリーズ商品を手にする今出さん=へしこ工房HISAMI・京丹後市丹後町間人

 サバのへしこの製造販売「へしこ工房HISAMI」を運営するSEACRAFT(京都府京丹後市丹後町間人)は、若い世代にもへしこを食べてもらおうと、こうじや白ワインなどを使って風味をまろやかにした新商品「旨米鯖(うまいさば)」を開発、販売している。

 へしこは、魚をぬか漬けにした丹後の伝統保存食。塩と七味を加えたしょっぱさが日本酒や茶漬けに合うと人気がある。同社は、旨米鯖の開発を2020年4月から進めていた。伝統的なへしこを素材に、こうじや白ワイン、ヨーグルトを加えて、まろやかな風味に仕上げた。商品開発を手掛ける今出健太さん(31)は「和食の一品としてみられがちなへしこの料理の幅を広げ、へしこになじみがなかった若い人たちにも親しんでもらいたい」と話す。

 当初は国産のサバを使おうと模索したが、脂ののりや大きさなど年間を通じて安定した素材を確保できるノルウェー産を用いた。今出さんは「バターとも相性が良く、ムニエルやソテーなど洋風の料理の素材としても使える」と話す。旨米鯖をしめさばにして大葉やチーズと挟むサンドイッチもある。

 このほか、薫製オイル漬けやピクルスなど瓶詰め3種類のシリーズ商品(918円~1188円)もある。旨米鯖は1袋(片身2枚入り1296円)など。瓶詰めや特製「旨米鯖サンド」(1箱1300円、前日までの要予約、土日のみ販売)とともに直営店の「へしこ工房」で販売している。同店0772(75)8080。