2021年の亀岡市の成人式。丹波3市町は2023年以降も20歳を対象に成人式を開く方針だ(亀岡市追分町)

2021年の亀岡市の成人式。丹波3市町は2023年以降も20歳を対象に成人式を開く方針だ(亀岡市追分町)

南丹市

南丹市

 4月から、民法上の成人年齢が20歳から18歳に引き下げられる。2023年以降の成人式について京都府の丹波2市1町は、受験勉強や就職活動の時期と重なる18歳では参加しにくいとして、対象年齢は20歳で維持する方針だ。「成人式」の名称を巡っては、南丹市が変更を決めた一方、亀岡市と京丹波町は「検討中」としている。

 改正民法は4月1日に施行される。18歳から親の同意なしで賃貸やクレジットカードなどの契約が可能になるが、飲酒や喫煙は今まで通り20歳からとなる。成人式については法的な定めはなく、何歳を対象にするかは各自治体の判断に委ねられている。

 対象年齢について、2市1町は来年以降も20歳とする予定だ。京丹波町は昨年8月に須知高の全校生徒にアンケートを実施。開催時期の希望を尋ねたところ、約7割の生徒が「20歳の1月」と答えた。自由記述では、受験勉強や就職活動と重なる懸念のほか「友達と久々に再会できる喜びを味わいたい」「18歳だと誤って飲酒してしまいそう」との回答もあったという。

 亀岡市も、進路選択の時期を避けるために20歳を維持するとした上で「社会人経験を積んで帰ってきてもらい、古里の良さを感じてほしい」(社会教育課)と期待する。

 20歳で開催する場合、「成人式」の名称は使えなくなる。南丹市は庁内で意見を募って議論し、来年からは「南丹市二十歳のつどい」に変更することを決めた。亀岡市は名称の決定方法は未定としつつ「来年度の新成人の意見を聞くなど、当事者の声も反映して決めたい」としている。