大津地裁

大津地裁

 村田製作所(本社・京都府長岡京市)の八日市事業所で働いていた東近江市の男性=当時(46)=が亡くなったのは過労が原因だとして、遺族が同社に約3800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が7日、大津地裁であり、堀部亮一裁判長は請求を棄却した。

 判決によると、男性は同事業所で電子機器用の精密部品の製造などを担当していた2010年9月、心室細動で死亡した。

 カードリーダーを使った労働時間の記録では、発症前1カ月の残業時間は16時間54分で、2~6カ月だと最大62時間49分(平均30時間12分)となっていた。堀部裁判長は、「過重な負担があったとは言えず、死亡が同社の業務に起因していると認めることはできない」と指摘した。

 村田製作所は、取材に「当社の主張が認められたが、コメントは差し控える」とした。