NHK大津放送局の新会館(大津市京町3丁目)

NHK大津放送局の新会館(大津市京町3丁目)

更地となった滋賀会館跡地(2018年)

更地となった滋賀会館跡地(2018年)

 昨年4月に開館したNHK大津放送局の新会館(大津市京町3丁目)の建設を巡り、滋賀県から購入した土地にコンクリート片など「地中障害物」が残されていたため撤去費用などの損害が発生したとして、NHKが滋賀県と工事業者2社を相手取り、約8100万円の損害賠償を求める訴えを大津地裁に起こしたことが7日分かった。

 訴状によると、NHKは2013年9月、新会館建設のため、県が所有する滋賀会館跡地(約4200平方メートル)について、「建物を撤去し、更地にして引き渡す」とする売買契約を県と結んだ。

 工事業者と工事管理業者が滋賀会館の建物を解体し、県は16年2月、10億5500万円で土地を引き渡したが、NHKが新会館建設に着工した18年9月以降、建物解体時に残されたとみられるコンクリート片や石などが地中から見つかったという。NHKは地中障害物を撤去するため追加の工事を行い、工期が約3カ月遅れるなどの損害が発生したという。

 県企画調整課は取材に「係争中のため内容についてのコメントは差し控えるが、県として必要な主張をしていきたい」とした。