16日に2年ぶりに開催される全国女子駅伝は第40回の節目を迎える。新春の都大路に登場した数多くの選手たちは競技と向き合いながら、それぞれの人生を歩んできた。女性アスリートを巡る課題が多く浮上する今、競技者や指導者の足跡をたどりつつ、これからの中長距離の在り方を考える。

 昨年8月6日、東京五輪会場の国立競技場で女性ランナーが輝きを放った。同志社大に通う現役学生の田中希実が陸上1500メートルで8位に入り、五輪女子中距離で1928年の人見絹枝以来となる快挙を果たした。レース前の晴れやかな笑顔、世界の選手にひるまない積極的な走り。娘の活躍に驚きながら…