対戦する山添百合さん(右)と矢野杏奈さん=8日午前10時31分、大津市神宮町・近江神宮

対戦する山添百合さん(右)と矢野杏奈さん=8日午前10時31分、大津市神宮町・近江神宮

対戦する粂原圭太郎さん(右)と川瀬将義さん=8日午前10時33分、大津市神宮町・近江神宮

対戦する粂原圭太郎さん(右)と川瀬将義さん=8日午前10時33分、大津市神宮町・近江神宮

 競技かるたの日本一を決める「第68期名人位・第66期クイーン位決定戦」が8日、大津市神宮町の近江神宮で開かれた。名人位では、「三島せせらぎ会」所属の会社員川瀬将義六段(27)=静岡県長泉町=が初挑戦で王座を射止めた。クイーン位では「京都小倉かるた会」の洛南高教諭、山添百合クイーン(30)=京都市下京区=が初防衛を果たした。

 全日本かるた協会が主催。5回戦のうち3勝を先取すると勝利となる。今年は京都の名人とクイーンに東日本代表が挑む東西対決となった。昨年に続き、新型コロナウイルス感染症対策として、予選参加者や観戦者の人数制限をした。

 川瀬六段は3度目の東日本代表で、念願の初挑戦。「京都大学かるた会」の塾経営粂原圭太郎名人(30)=京都市左京区=が3度目の防衛を果たすかが注目された。何度も対戦した経験があるといい、一進一退の攻防を繰り広げたが、川瀬六段が4回戦で競り勝った。「いつも通り楽しむことを意識した。駆け引きに惑わされず、自分のかるたができた」とかみしめた。

 クイーン位では、「慶應かるた会」の慶応大4年矢野杏奈七段(22)=東京都新宿区=が果敢に挑んだが、冷静さを失わなかった山添クイーンが終始リードし、ストレートで女王の座を守った。山添クイーンは「相手の反応が早いのは知っていたので、落ち着いてしっかり取ろうと練習してきた。初の防衛戦には挑戦者のつもりで臨んだ」と振り返った。