大勢の買い物客を前に、「養老」を演じる能楽師たち(京都市中京区・ゼスト御池)

大勢の買い物客を前に、「養老」を演じる能楽師たち(京都市中京区・ゼスト御池)

 「新しき御代(みよ)を寿(ことほ)ぐ」をテーマに、6月に平安神宮(京都市左京区)で催される「第70回京都薪能」をPRするプレ公演が2日、中京区のゼスト御池で行われた。地下街に現れた幽玄の世界が、大勢の買い物客を魅了した。

 午後1時からの公演では、大蔵流狂言師が、無断で柿を食べた山伏と持ち主のやりとりを面白おかしく表現した「柿山伏」を演じた後、観世流能楽師が、霊水で若さを取り戻す「養老」を披露。囃子とともに山神が現れてさっそうと舞い、天下太平を祝った。北区の主婦竹内裕美さん(59)は「迫力があり素晴らしかった。いっそう能に興味が出てきた」と話していた。

 プレ公演は25日午前11時、午後2時に京都駅前地下街ポルタ(下京区)でもある。京都薪能は6月1、2日開催。問い合わせは同事務局075(754)0331。