規格外のイチジクを酢と合わせて開発した商品(城陽市役所)

規格外のイチジクを酢と合わせて開発した商品(城陽市役所)

 京都府城陽市のイチジク農家と京都市北区にある酢の販売会社が、規格外のイチジクを生かした「いちじく酢」を開発した。生産者らは「体にも環境にも優しい商品」と自信をのぞかせる。

 農産物などの生産や加工、販売を一体的に行う城陽市の6次産業化の一環。取り組みに関わる合同会社「紅々葉(くくは)」(城陽市寺田)が、江戸時代から続く木村農園(同市枇杷庄)と、天然醸造にこだわる酢の蔵元、中野商店を引き合わせた。

 木村農園によると、イチジクは甘くて実が大きい一方、デリケートな果物。天候によっては収穫量の1~2割が規格外という。

 新商品のイチジク酢は、イチジクと黒酢を蔵の木おけでじっくりと発酵させた。すっきりした味わいのなかにも、ほんのり甘みを感じる仕上がりになった。

 同農園の木村正樹さん(55)は「傷みやすいイチジクの賞味期限が延びる」と喜び、同商店の中野善之さん(54)も「美容のイチジクと健康の酢で相乗効果が期待できる」とアピールする。

 300ミリリットルで2700円、700本限定で販売する。同商店などで購入できる。