防空指揮所があった場所を見学する参加者ら(京都府舞鶴市浜)

防空指揮所があった場所を見学する参加者ら(京都府舞鶴市浜)

 京都府舞鶴市浜の旧海軍施設、東山防空指揮所跡でこのほど、見学会が行われ、家族連れら30人が、普段は非公開の地下壕(ごう)を見て回った。

 指揮所は東山と呼ばれる小高い丘に造られた地下施設で、戦時中は約160人が働いていたとされる。文化庁の日本遺産に認定された旧軍港の歴史や史跡を生かそうと、府北部地域連携都市圏振興社舞鶴地域本部が企画した。

 参加者たちは、山頂付近から厚さ約1メートルのコンクリートで覆われた全長36メートル、幅16メートル、高さ7・7メートルのドーム状の壕内に入った。かつては木造2階建ての建物があり、戦後に爆破されたことなどをガイドから聞き、写真を撮ったり懐中電灯で壁を照らしたりしながら熱心に見つめていた。

 祖母と母と一緒に参加した中舞鶴小5年の女子児童(10)は「暗くて少し怖かった。タイルのついた壁の破片も落ちていて、どういうふうに当時使われていたのかなと興味を持った」と話していた。