新春を祝う「結柳」が調えられた茶室で濃茶をふるまう千宗左家元(左)=10日午前、京都市上京区・表千家不審菴

新春を祝う「結柳」が調えられた茶室で濃茶をふるまう千宗左家元(左)=10日午前、京都市上京区・表千家不審菴

 茶道表千家の初釜が10日、京都市上京区の不審菴で始まった。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止となり、2年ぶりの開催。参列者はふくよかな茶を服し、新春の喜びに心を寄せた。

 感染予防のため、表千家関係の役員や社中らのみを迎えた。午前10時に茶室残月亭とそれに続く九畳敷で始まった初席には、役員13人が席入りし、間隔を空けて座った。千宗左家元が、今年のえとにちなんで虎をあしらった釜などを用い、回し飲みではなく、一人一碗ずつ濃茶を練ってふるまった。

 床には千家再興の基となった「少庵召出状(めしだしじょう)」と、三代元伯宗旦筆の「春入千林処々鶯(はるいるせんりんしょしょにうぐいす)」の軸が掛けられ、いつもと変わらない新年のしつらえでもてなした。

 14日まで例年の3分の1ほどの約500人を招く予定。17~20日には東京でも催す。