空間をゆったりと使い、千宗守家元(中央)がもてなした武者小路千家の初釜=11日午前10時9分、京都市上京区・官休庵

空間をゆったりと使い、千宗守家元(中央)がもてなした武者小路千家の初釜=11日午前10時9分、京都市上京区・官休庵

 茶道武者小路千家の初釜が11日、京都市上京区の官休庵で始まった。新型コロナウイルスの感染予防対策を講じて2年ぶりに開催し、列席者が新年のあいさつを交わした。

 茶室環翠園の床には四代一翁宗守の軸「茶道有無雪塵」が掛けられ、すがすがしい雰囲気に包まれた。虎の形をしたつまみをふたに施した水指や、虎をかたどった香合など、今年のえとにちなんだ道具が調えられた。

 初席は午前10時に始まり、武者小路千家の関係者や社中らのみ18人が参席、千宗守家元が濃茶を練ってもてなした。回し飲みではなく、一服ずつたて、樂直入(十五代樂吉左衞門)さんが新たに作った小ぶりの茶碗でふるまった。千宗守家元と列席者がなごやかな語らいのひとときを楽しんだ。

 14日まで例年の半分ほどの約400人を招く。23、24日には東京でも催す予定。