勢いよく走る馬上から矢を放つ射手(3日午後3時10分、京都市左京区・下鴨神社)

勢いよく走る馬上から矢を放つ射手(3日午後3時10分、京都市左京区・下鴨神社)

 疾走する馬上から弓矢で的を射る「流鏑馬やぶさめ神事」が3日、京都市左京区の下鴨神社で営まれた。新緑の糺の森で射手が馬と一体となった妙技を披露し、大勢の参拝者を魅了した。

 葵祭の道中の安全を祈る神事として、1973年に復興された。公家や武家の装束に身を包んだ射手たちは、全長約400メートルの馬場を馬とともにさっそうと走り抜けながら弓を次々に引いた。木製の的を射抜くと境内に乾いた音が響いた。

 馬場沿いに集まった参拝者たちは緑のトンネルを駆ける人馬の華麗な姿に見入った。三つ全ての的に命中する「皆中(かいちゅう)」が達成されると歓声が上がり、ひときわ大きな拍手が送られた。