曳山から奏でられる祭囃子に見送られて渡御する神輿(日野町・馬見岡綿向神社)

曳山から奏でられる祭囃子に見送られて渡御する神輿(日野町・馬見岡綿向神社)

 今年で850年の節目を迎えた「日野祭」の本祭が3日、滋賀県日野町で行われた。江戸期に寄進された曳山14基がまちを練り、見物人が絢爛(けんらん)豪華な雰囲気を楽しんだ。

 馬見岡綿向(うまみおかわたむき)神社の春の例大祭。湖東地域を代表する祭りで、県無形民俗文化財に指定されている。曳山は江戸期に栄えた日野商人が財を投じ、約150~200年前に製作した。金銀の刺しゅうが施された見送り幕や技巧の限りを尽くした彫刻で飾られ、総漆塗りの曳山もある。

 曳山は各町の山倉から出て町中を巡行し、午前11時ごろに宮入り。正午ごろ、出発の太鼓や曳山の祭囃子(まつりばやし)に見送られ、神輿(みこし)行列が「ヤレヤレ」と掛け声を上げて御旅所へ出発した。熱気あふれる境内で盛り上がりは最高潮を迎え、大勢の町民や観光客らがカメラを構えて見守っていた。