訓練で、バスジャック犯を確保する機動隊員ら(12日、京都市伏見区・府警察学校)

訓練で、バスジャック犯を確保する機動隊員ら(12日、京都市伏見区・府警察学校)

 2023年に日本で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に備え、京都府警は12日、京都市伏見区の府警察学校でテロ対策訓練を行った。拳銃や刃物を所持したバスジャック犯を制圧して、避難誘導や爆発物処理の手順などを確認した。

 府警や行政機関、企業などで構成する「京都テロ対策ネットワーク」の総会に合わせ、テロへの危機意識を高める狙いで実施した。警察官ら約40人が訓練に参加し、同ネットの会員が見学した。

 国際会議の妨害を狙うテロリスト2人組が会議場付近でバスを乗っ取るシナリオ。警察官と警備員が会議の参加者を避難させる中、犯人が拳銃を発砲して「皆殺しや」と叫び、バスで会議場に突入しようとした。駆け付けた機動隊の部隊がバスに乗り込んで人質の運転手を救出し、犯人を制圧。バスには爆発物が残されていたが、「防爆服」に身を包んだ隊員が専用機材で回収した。

 府警国際テロリズム対策室の山内大介室長補佐は「テロは日本では身近ではないが、京都でも起こりうる。G7や大阪・関西万博を前に、官民一体となったテロ対策を進めたい」と話した。