生後間もない頃、内堀で親鳥とたわむれるひな(昨年6月、彦根市金亀町・彦根城)=彦根城運営管理センター提供

生後間もない頃、内堀で親鳥とたわむれるひな(昨年6月、彦根市金亀町・彦根城)=彦根城運営管理センター提供

死んだ子どもを捜すかのように泳ぐハクチョウの親鳥(彦根市金亀町・彦根城内堀)

死んだ子どもを捜すかのように泳ぐハクチョウの親鳥(彦根市金亀町・彦根城内堀)

ハクチョウが飼育されていた小屋

ハクチョウが飼育されていた小屋

 彦根城(滋賀県彦根市)で、昨年6月に6年ぶりに誕生したコブハクチョウ1羽が死んでいるのが見つかった。昨年末からの大雪で倒れた木の下敷きになったとみられ、関係者が心を痛めている。

 市文化財課などによると、ハクチョウは性別不明で体長約1・5メートル。同月に誕生した3羽の中で唯一生き残り、世話をする城関係者が成長を楽しみにしていた。内堀西側の小屋で飼育され、親鳥2羽やカモと泳ぐ姿が観光客らを和ませていた。

 年明けの4日夕方、市職員の男性(65)が雪解けが始まった堀沿いでハクチョウが倒れているのを見つけた。すぐ横には、年末からの大雪で倒れた木があり、市は下敷きになったとみている。

 現在、内堀では親鳥2羽が子どもを捜すかのように泳いでいる。城運営管理センターの宮川敏明所長(55)は「6年ぶりに誕生し、みんなで喜んでいただけに本当にショック。親鳥も悲しそうに映るし、来城者にもつらい思いをさせてしまう」と話した。