スタッフに教わりながら、シカの肉をさばく小学生(滋賀県日野町西大路・ブルーメの丘)

スタッフに教わりながら、シカの肉をさばく小学生(滋賀県日野町西大路・ブルーメの丘)

 獣害駆除への理解を深めてもらう催しが、滋賀県日野町西大路の滋賀農業公園「ブルーメの丘」であり、地元の小学生がシカの解体作業を体験した。児童は獣害被害について学習した後、ナイフで慎重に肉を切り分け、さばいたシカを通じて命の大切さを学んだ。

 同町有害鳥獣被害対策協議会が企画し、西大路小5、6年と保護者ら58人が参加。猟友会が捕獲し、内臓を除いた2頭のシカを教材に、児童らが骨から肉を切り分けた。

 5年生の女児(10)は「猟師さんの苦労を知ることができた。これからは給食も食べ残すことなく、大事に食べたい」と誓った。

 シカやサルなどによる農地被害は後を絶たない。同協議会職員の小川信久さんは「解体を子ども向けに行うのは初めて。猟師も高齢化しているので、獣害を知ってもらい、将来の課題解決につながれば」と話した