事件現場で手を合わせる千葉大作さんの母淳子さん(15日午後3時14分、京都市左京区岩倉)

事件現場で手を合わせる千葉大作さんの母淳子さん(15日午後3時14分、京都市左京区岩倉)

 京都市左京区岩倉で2007年1月に京都精華大マンガ学部1年の千葉大作さん=当時(20)=が殺害された事件は15日、未解決のまま15年を迎えた。千葉さんの母淳子さん(62)=仙台市=ら遺族は、現場で営まれた法要に参列し、犯人逮捕への手掛かりを得るため、情報提供を呼び掛けた。

 法要は午後3時すぎに始まった。遺族や地元住民、大学関係者など約20人が、焼香して静かに手を合わせた。淳子さんは捜査本部がある下鴨署で記者会見に応じ、「大作が何をしたのか、どうして殺されなければならなかったのか。(犯人は)犯した罪と向き合うべき。息絶えるまで心からわびてほしい」と涙ながらに語った。

 その後、遺族や府警捜査員らは出町柳駅で、事件についてまとめた漫画冊子や、犯人の似顔絵を記した広報チラシ入りティッシュを通行人に配布。事件解決に向けた情報を求めた。淳子さんによると、命日に合わせて毎年、京都を訪れて法要や情報提供をしてきたが、十七回忌に当たる来年を区切りにして、最後にするという。

 府警によると、これまで延べ約6万2千人の捜査員を投入し、約1280件の情報が寄せられた。事件解明につながる通報には、最高300万円を提供する制度が適用されている。捜査本部フリーダイヤル(0120)230663。