皇后杯第40回全国都道府県対抗女子駅伝(日本陸連主催、京都新聞、NHK共催、村田機械協賛)の号砲が16日に迫った。第39回大会は、新型コロナウイルス禍で中止されたため、2年ぶりに各年代の女性ランナーが都大路に集う。日本オリンピック委員会理事(当時)として、2020年3月、コロナ対応のため、いち早く東京五輪の延期を提言、21年の強行開催にも疑問を呈してきた山口香筑波大教授に、女性とスポーツをめぐる現在地点について聞いた。

 ―オリンピックへの失望が広がっています。

 コロナ、人権と2大会続けて問題があって残念です。多様性と調和をうたうオリンピック・パラリンピックを通して、こういうことが多様性なんだと認知され、社会へひたひたと広がっていくことを期待しています。そういえばオリ・パラの頃から日本が変わった、と後に多くの人が思えるようになってほしいですね。現状ではオリ・パラへの期待が、ある意味で少し失われたと感じています。

 ―森喜朗会長発言などもあり、皮肉にも女性スポーツに注目が集まりました。

 女性トップアスリートの活躍は顕著になり、報道でも多く取り上げられるようになった。でも…