御手洗川の流れに両手を浸し、身を清める斎王代(4日午前10時57分、京都市左京区・下鴨神社)

御手洗川の流れに両手を浸し、身を清める斎王代(4日午前10時57分、京都市左京区・下鴨神社)

 葵祭に臨む斎王代と女人たちが穢(けが)れをはらい、身を清める「御禊(みそぎ)の儀」が4日、京都市左京区の下鴨神社で行われた。最高気温は今季最高の27.5度まで上昇し、五月晴れの日差しが照りつける陽気の中、今年の斎王代を務める負野(おうの)李花さん(23)=左京区=が境内の御手洗(みたらし)池で涼やかな流れに両手を浸した。

 午前10時すぎに下鴨神社に到着した負野さんは、神職や雅楽奏者に導かれて約50人の女人とともに境内を進み、御手洗池のほとりに着座。祝詞の後、童女(わらわめ)や女嬬(にょじゅ)の女性6人に囲まれるように水際まで進み、静かに手を入れた。

 「身も心も清めさせていただこう」との気持ちで儀式に臨んだ負野さん。終了後は「まずは一つお務めを果たせてほっとしました」と笑顔を見せ、「令和最初の葵祭なので、今後の方たちのお手本ともなれるよう最後まで気を引き締めたい」と語った。

 葵祭は15日に行われる。御禊の儀は、平安時代の「斎王」にならって「斎王代」が創設された1956年に葵祭の前儀として始まった。上賀茂、下鴨の両神社で1年交代で行われている。