疾走する馬の上で大技を披露する乗子の男性(京都市伏見区・藤森神社)

疾走する馬の上で大技を披露する乗子の男性(京都市伏見区・藤森神社)

 疾走する馬の上で曲芸的な技を披露する「駈馬(かけうま)神事」が5日、京都市伏見区の藤森神社であった。次々と繰り出される大技に、詰めかけた参拝者から大きな拍手と歓声が上がった。

 市無形民俗文化財の駈馬神事は天応元(781)年、陸奥国への出征を控えた早良親王が、同神社で必勝祈願したことにちなむ。駈馬保存会などが毎年5月の藤森祭で奉納している。

 乗子(のりこ)と呼ばれる男性たちは約180メートルの参道を馬で駆け抜けながら、あおむけになって敵の矢に当たったと見せ掛ける「藤下がり」や、矢を避けるように体の重心を低くする「手綱潜(くぐ)り」などの大技を披露した。

 馬上で文字を書く「一字書き」では、乗子が筆で「令和」の2文字を書き上げた。砂ぼこりが舞う迫力ある妙技に、参拝者は見入っていた。