京都府警本部

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【図版】ゲームデータ不正改変事件の取引の構図

【図版】ゲームデータ不正改変事件の取引の構図

 ゲームを有利に進めるためにデータを不正に改変する「チート行為」をしたとして、京都府警サイバー犯罪対策課と伏見署は18日までに、私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで、愛知県や広島県などの17~39歳の男女5人を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。不正改変されたデータは、ゲーム用アカウントの売買を仲介するサイトで取引されていたという。

 ゲーム用アカウントの売買は多くのゲーム会社が禁止しているが、ゲームを進めてキャラクターを強化したデータなどの取引を仲介するサイトがあるという。府警はチート行為の温床になっているとみて、昨年10月にサイトの運営会社2社に対策を取るよう要請文を出した。

 捜査関係者によると、5人の書類送検容疑はそれぞれ2020年7~10月、スマートフォン向けゲーム「にゃんこ大戦争」の運営会社「ポノス」(京都市下京区)のサーバーに虚偽のデータを送信して、ゲーム内で使用できるアイテムを不正に入手するなどした疑い。

 捜査関係者の説明では、この5人のうち愛知県岡崎市の無職女性(22)は、チート行為の代行をほのめかす内容を仲介サイトに投稿し、希望者に対して15万円分のゲーム内通貨を増やした不正データを販売。代金は1回あたり千円~1800円で、約1年間で30万円ほどを得ていたという。