税理士試験の2科目にそろって合格した3人。左から平田さん、吉田さん、城さん(近江八幡市宇津呂町・八幡商業高)

税理士試験の2科目にそろって合格した3人。左から平田さん、吉田さん、城さん(近江八幡市宇津呂町・八幡商業高)

【資料写真】八幡商業高

【資料写真】八幡商業高

 滋賀県近江八幡市宇津呂町の八幡商業高の生徒3人が、昨夏にあった国家試験の税理士試験のうち「簿記論」と「財務諸表論」に合格した。高校生が2科目を突破するのは全国的にも珍しく、財務諸表論の合格は滋賀県の生徒では初の快挙となった。3人は「頑張ったかいがあった」と喜んでいる。

 同高の「簿記珠算部」に所属するいずれも3年の吉田海翔さん(18)、平田遥太さん(18)、城大智さん(17)。何気なく入部した3人は次第に没頭し、平日は最長で6時間ほど問題を解いたという。

 簿記の面白さを吉田さんは「独自のルールに基づき、理解を伴って解き進める感覚」と話す。2年の秋には日商簿記1級に3人そろって合格し、より高みを目指して税理士試験の受験を決めた。

 試験は全11科目のうち、簿記論と財務諸表論を含む計5科目の合格が必須となる。大卒レベルの学力が求められ、各科目とも合格率は例年10%前後で難関試験とされている。

 3人が受験した2科目のうち、簿記論はすでに知識を積んでいたものの、財務諸表論の会計理論に関する記述問題などは不慣れだった。試験に向けて互いに教え合い、部活引退後も後輩たちと部室で勉強に明け暮れた。昨年8月に受験、12月に見事合格をつかんだ。

 卒業後、吉田さんは公認会計士を目指して専門学校へ、平田さんと城さんは滋賀大経済学部へ進学する。城さんは「3人で合格できてうれしい。自信につながった」と喜び、平田さんは「幅広い知識を持った税理士を目指す」と夢を語った。