20日は二十四節気の「大寒」。京都府福知山市猪崎の三段池RAVIHOUSE動物園(市動物園)では、寒さに耐えるニホンザルが身を寄せ合って暖を取る「猿団子」が見られる。
約30匹のニホンザルが暮らす「猿ケ島」では近年少なかった雪が積もる日が続いている。冬毛に生え替わったサルたちはフサフサの体を密着させ、冬の風物詩に、来園者の表情もほころんでいるという。
サルたちは移動時、同じ場所しか通らないため、猿山を囲むように、雪の上に通り道が出現している。
今冬は、園内の雪かきや動物の寒さ対策に追われているという二本松俊邦園長(76)は、「冬は猿団子になっているサルたちのリラックスした表情を見てほしい」と話している。