修復を終えて尼僧像の一部。右から本覚院宮、高徳院宮(京都市北区・真如寺)

修復を終えて尼僧像の一部。右から本覚院宮、高徳院宮(京都市北区・真如寺)

 真如寺(京都市北区等持院北町)に安置されている17~18世紀に作られた尼僧像の修復完了を記念し、普段は非公開の尼僧像4体が5月5日から12日までの8日間、真如寺で行われる特別拝観で公開されている。期間中には「宝鏡寺宮と真如寺の歴史的関係」と題した4回の講演会もある。

 尼僧像4体は、全国でも数少ない尼門跡寺院である宝鏡寺(上京区)の歴代住職を菩提所である真如寺にまつったもので、こうした尼僧像が4体そろって並ぶのは珍しいという。

 修復は「美術院国宝修理所」(下京区)が手掛けた。2014年に最も傷んでいた本覚院宮像の修復から始めた。

 うち3体は天皇の娘で、1656(明暦2)年に後水尾天皇が、早世した娘である仙寿院宮(せんじゅいんのみや)の像を安置したのが最初とされている。

 講演会の内容は▽7日「宝鏡寺の今と昔」(宝鏡寺の田中惠厚門跡)▽8日「知られざる皇女尼僧像」(フィスター氏)▽9日「文様にこめられた物語」(中世日本研究所のモニカ・ベーテ所長)▽10日「対談 尼僧像修復に携わって」(美術院国宝修理所の高田明技師とベーテ氏)。

 いずれも午後1時半から1時間。定員25人。申し込みが必要。各回参加費2千円(拝観料含む)。各回講演後、尼僧像前で講師による説明がある。真如寺のホームページから申し込む。