交通安全のワッペンを付けてもらう新1年生(滋賀県大津市・膳所小)

交通安全のワッペンを付けてもらう新1年生(滋賀県大津市・膳所小)

 昨年までの10年間に、県内の小学1年生が歩行中や自転車で事故に遭った件数は計269件で、月別では5月は4月に比べて倍になることが、滋賀県警への取材で分かった。担当者は「5月は学校生活に慣れ始めた時期で、一人で出歩く機会も増えるため、注意が必要」と呼び掛けている。

 滋賀県警交通企画課によると、小1の交通事故は2009~18年で、4月は15件だが、5月は30件と倍増している。10年間の負傷者(自動車の同乗を含む)は計499人に上るが、登下校中は59人にとどまる。同課は「登下校時は横断歩道での見守りや集団登下校など対策が進んでいるが、下校後や休日といった大人の目が届きにくい場所で事故に遭っている」と説明する。

 警察庁のまとめでは、14~18年の5年間で、歩行中の交通事故で死亡したり重傷を負った小1は、全国で計872人だった。月別では4月の69人に対し、5月は105人だった。死傷者も他学年より多かった。発生時間帯では、午後3~5時が半数以上を占め、下校中や下校後が目立った。

 滋賀県警は、県内の新小学1年生全員に交通安全に関する下敷きやパンフレットなどを配布した。同課は「道路の横断時は左右を確認して飛び出さないで。運転手は横断歩道や学校の近くでは、スピードを抑えてほしい」と呼び掛けている。