設置が終了する京都銀行の封筒(右)と京都信用金庫の封筒

設置が終了する京都銀行の封筒(右)と京都信用金庫の封筒

 金融機関の現金自動預払機(ATM)を利用する際に便利なのが、機械の横に備え付けてある現金封筒です。しかし、京都市に本店を置く京都銀行と京都信用金庫は1月末で現金封筒の配置を終了します。なぜやめてしまうのか。二つの金融機関に聞きました。

 京都銀行は京都府をはじめ、大阪府、奈良県、兵庫県などに支店を持つ地方銀行です。京都信用金庫は京都府と滋賀県、大阪府に支店を置く信用金庫です。京都銀行の封筒はコーポレートカラーの緑色を基調にしたデザインで、「Bank of Kyoto」の文字を斜めに配置しています。

 一方の京都信用金庫の封筒は青をベースにした配色で、ロゴを大きく描いています。ちなみに、かつて京都信用金庫の現金封筒には、地元企業・任天堂のゲームキャラクター「マリオ」が描かれていました。

 さて、二つの金融機関はなぜ、現金封筒の設置を終了するのでしょうか。すると異口同音に「紙資源の削減のため」との回答が返ってきました。

 両金融機関は国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」に取り組むと表明しています。使い捨てされやすい紙の封筒を撤去することで環境への負荷を低減させようという考えのようです。

 なお、京都とその近郊の金融機関では滋賀銀行(大津市)が昨年3月に、京都中央信用金庫(京都市)が昨年9月でATMそばの封筒設置を終了しています。

 便利だったATM横の封筒ですが、今後、目にする機会はぐっと減りそうです。