甲賀市役所

甲賀市役所

滋賀県甲賀市

滋賀県甲賀市

 滋賀県甲賀市の住民基本台帳データが外部流出したとして、同市が調査を開始したことが20日までに分かった。流出したのは少なくとも243人分で、インターネットで公開されていた可能性があるという。市によると、市の地域市民センターで市条例に違反し、長期保管していたデータという。

 関係者によると、流出したデータは印刷物4枚で、住民243人の名前、住所、生年月日、年齢、続柄と、6桁の数字「世帯コード」が記されている。一部の人に蛍光ペンでなぞった形跡や、文字が印字できず「・」になった箇所の一部に手書きで書き込みがある。市によると、同センターが長期保管していた2011年のデータと一致したという。

 データは京都新聞社「読者に応える」に今月、匿名で郵送された。本紙が昨年6月16日に報じた同市の「住民基本台帳データ不適切保管」のデジタル版コピーが同封され、「かなり前に某サイトで出回っていた」「サイトは既に閉鎖されたが、持ち出されたのではないか」などと書き込みがあった。京都新聞の問い合わせに、市はデータが本物だと認めた。

 市の説明では、住基データの原本は、地域市民センターが11年に要援護者把握のために取得した約600人分で、目的を終えて破棄すべきところを代々のセンター長らが条例や内規に反して長期保管して業務に利用していた。昨年1月に元職員から公益通報があり、発覚した。

 市は「あってはならないことで住民にはおわびするしかない。滋賀県警甲賀署に相談しており、流出経路やインターネットに閲覧できた状態だったかなどを調査する」としている。