濃厚なスープとあっさりした赤身チャーシューが人気の「とんこくラーメン」

濃厚なスープとあっさりした赤身チャーシューが人気の「とんこくラーメン」

タイの彫像が並ぶ入り口。店内にも、アジア風のアンティークが置かれている

タイの彫像が並ぶ入り口。店内にも、アジア風のアンティークが置かれている

 京都府西舞鶴地域の市街地に店を構えて25年。創業以来の名物「とんこくラーメン」は、鶏がらのこってりスープが人気だ。中細のストレート麺に、薄切りチャーシューを絡めて一口。濃厚なスープに、さっぱりした赤身肉がよく合う。「無料で味変もできますよ」と、店主の岩見貞行さん(59)がキムチとニラ辛子を勧めてくれた。

 舞鶴市内の中華料理店で10年腕を磨き、「自分がおいしいと思う一杯を作りたい」と1997年に開店。「火を制する者が中華を制する」と厨房で学んできた技をいかし、現在も麺をゆでる際など、微妙な火加減に神経を注ぐ。

 和風だしであっさりした「中華そば」や、スパイスが決め手の「辛口ネギラーメン」などメニューは豊富に取りそろえる。丹波の豚肉や九条ねぎ、伏見の名水を使った生麺など京都産にこだわった食材も魅力だ。

 訪れた客が楽しめる空間にしようと、タイで魔よけに使うお面やトーテムポールなど、店にはアジアをテーマにした個性的なアンティークが並ぶ。入り口では、タイで感謝を表現する「ワイ」のポーズをとった彫像が客を出迎えてくれる。

 国道27号沿いの同店周辺は、京都ラーメンの「第一旭 西舞鶴店」、横浜家系の「幸村家」が両隣に並ぶ地元の“激戦区”でもある。岩見さんは「ともに刺激し合う仲間とも感じている。両店に負けないよう、お客さんを喜ばせる一杯を作り続けたい」と思いを込める。

 ラーメン一丁 舞鶴市平野屋82。午前11時~午後2時半、同6時~9時半。火、水曜定休。0773(76)3560。