雪が降るなか開かれた初弘法(21日午前10時15分、京都市南区・東寺)

雪が降るなか開かれた初弘法(21日午前10時15分、京都市南区・東寺)

 真言宗の宗祖空海(弘法大師)の命日にちなみ、京都市南区の東寺(教王護国寺)で21日に今年初めての縁日「初弘法」があった。国宝・五重塔や大師信仰ゆかりの御影堂(みえいどう)の屋根などが雪化粧をまとう中、参拝者は弘法大師像に手を合わせたり、露店で湯気の立つ甘酒やおでんを買い求めたりした。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止が相次ぎ、初弘法の市は2年ぶりとなった。出店運営委員会によると、出店は例年の3分の1程度の約400店だったという。

 市中心部では5年ぶりの大雪となり、植木を売る店では鉢植えのツバキやウメの盆栽などに雪が積もり、古美術品を扱う店の中には品を守るため途中で店じまいする例もあった。「初弘法でこれほどの雪は25年ぶりではないか」と話す露店主もいた。