講師の手ほどきを受けながら、京扇子の絵付けを体験する子ども(宇治市折居台・市文化センター)

講師の手ほどきを受けながら、京扇子の絵付けを体験する子ども(宇治市折居台・市文化センター)

 次世代を担う子どもらに伝統文化に触れてもらう催しが22日、京都府宇治市折居台の市文化センターで開かれた。親子連れら約450人が能を鑑賞したり、京扇子の絵付けや黒谷和紙のコースター作りを体験したりした。

 文化庁による伝統文化親子教室事業の委託を受けた府が初めて実施した。ホールでは、能楽観世流の味方玄さんらが出演した能「船弁慶」の後半部分を鑑賞。ビデオ映像であらすじや音のリズムなど見どころを学んだ後、武蔵坊弁慶らが平家の亡霊を数珠と念仏などで退治する迫力ある実際の演技に見入った。

 同センターの各部屋では、府内の職人らが講師を務める体験コーナーが用意され、西陣織の機織りや、ハンカチに顔料をさす手描友禅染、組みひもを使ったブレスレット作りなどに親子連れが挑戦した。京扇子の絵付けでは、扇形の和紙に4色の顔料を付けた筆を滑らせて虹色模様を表現するなど、子どもらが伝統文化を楽しみながら体感していた。

 同様の催しは京都府綾部市でも2月6日に行われる予定。