展示された真空管のラジオやタンスなど住まいの道具(向日市寺戸町・市文化資料館)

展示された真空管のラジオやタンスなど住まいの道具(向日市寺戸町・市文化資料館)

 乙訓地域で明治時代~昭和30年代ごろに使われた日常生活や農業などの道具を紹介する「くらしの道具展」が、京都府向日市寺戸町の市文化資料館で開かれている。新年恒例のテーマ展示で、高齢の来館者らが懐かしそうに見入っている。

 同道具展は、小学3年生が社会科の授業で地域の歴史を学ぶ時期に合わせ、同館ボランティアの会が展示の準備から片付けまでを担当して毎年実施する。地域の児童が、今年も会期中に訪れる予定。

 資料は市民や小学校などから寄贈された各種の道具で、同資料館では約4千点を収蔵する。今回はテーマごとに分類して82点を展示。「量る・計算する道具」では一斗~一合までの「枡(ます)」や「竿秤(さおばかり)」、五つ珠(だま)と四つ珠の「算盤(そろばん)」などを紹介した。

 「農業の道具」では「平鍬(ひらぐわ)」と「踏み鋤(すき)」や「苗籠(かご)」と「天秤棒(てんびんぼう)」、目印の「田植え縄(なわ)」と手回しで風を送ってモミを選別する「唐箕(とうみ)」など。「すまいの道具」では「真空管ラジオ」と今も正確に時を刻む「柱時計」やセルロイド製の「筆箱」と「電気スタンド」などを並べた。

 「台所の道具」ではご飯を炊く「羽釜」と「電気釜」や「炊飯ジャー」など。「楽しむ道具」では「レコードプレーヤー」と「テープレコーダー」や「花札」などを展覧。訪れた児童らがボランティアメンバーの説明を聞きながら興味深げに見入っていた。

 1月22日から3月21日まで。無料。問い合わせは同資料館(931)1182。