立ち往生するトラックの後ろに伸びる車列と積雪し狭くなった歩道を歩く住民(12月27日午後2時7分、彦根市大東町)

立ち往生するトラックの後ろに伸びる車列と積雪し狭くなった歩道を歩く住民(12月27日午後2時7分、彦根市大東町)

 昨年末から記録的な大雪に見舞われた滋賀県彦根市の和田裕行市長は24日の会見で、市の除雪対応について市民から苦情が相次いだ事態に対し、「年末年始返上で120%の力を尽くしたが、想定を超える災害級の豪雪となり、対応しきれなかった点は市民におわび申し上げる」と陳謝し、態勢を検証する方針を示した。

 彦根地方気象台によると、市内では昨年12月27日、同月として過去最深の73センチの積雪を記録。市の集計では、雪かき作業中の転倒などで30人がけがをしたほか、住宅被害134件や農業用などハウス8棟の全半壊が起き、交通障害も各地で相次いだ。年明け後も混乱は続き、市民からは約1400件の苦情が寄せられたという。

 今回の大雪を踏まえ和田市長は、除雪態勢の検証や排雪地の確保などについて、国や県など関係機関と協議する方針を示し、増大した除雪費の確保や今後の除雪態勢に向けて今月13日に総務省に要望したことを明らかにした。「気候変動で今後も数年に一度の大雪が想定できる。『準豪雪地帯』という扱いをしてほしい」と訴えた。