耕作放棄地につくられたオリーブ畑(京都府宮津市日置)

耕作放棄地につくられたオリーブ畑(京都府宮津市日置)

京都府宮津市

京都府宮津市

 京都府宮津市日置地区のオリーブ栽培が6年目を迎え、生産が軌道に乗りつつある。3年前の秋に初めて実を収穫して以降、毎年収穫量が倍増。昨年は地元産の実だけを使ったオリーブオイルを約200本製造し、初めて販売にこぎつけた。関係者らは「特産品として打ち出せる産業にしていければ」と意気込む。


 高齢者でも少ない労力で栽培できることや、同地区の耕作放棄地をなくしたいとの思いから、有志3人が2016年から栽培を始めた。当初は水はけの悪い土壌と合わず、全体の3分の1の苗が枯れたこともあったが、農地に溝を掘るなど工夫を凝らして栽培を続けた。


 3年前に初めて50キロの実を収穫し、翌年は100キロ、昨年は230キロと徐々に収穫量が増加。農家でつくる「日置オリーブを育てる会」の会員も17人に増えた。


 一定量の搾油ができたことから、昨年からオイルの販売を始めた。同地区産オリーブだけを使い、フレッシュな風味が特徴。同会の会員男性(65)は「商品ができた時はようやく視界が開けたようで、会員たちと一緒に喜んだ」と話す。


 同じくオリーブを栽培する同市の由良地区とともに、地元の特産品化を目指す。男性は「会員は皆60代以上だが、夢を持ってやっている。わいわいと将来のことを話す時が一番楽しい」と話していた。


 100ミリリットル、4千円、同地区の瑠璃浜アクティビティセンターなどで販売している。