シャインマスカットの果実をイメージしたラベルのクラフトビール「Kyo Tango Shine Beer」を手にする中川社長(京丹後市弥栄町・丹後王国ブルワリー)

シャインマスカットの果実をイメージしたラベルのクラフトビール「Kyo Tango Shine Beer」を手にする中川社長(京丹後市弥栄町・丹後王国ブルワリー)

京丹後市久美浜町産のシャインマスカット(右手前)を使ったクラフトビール「Kyo Tango Shine Beer」=丹後王国ブルワリー提供

京丹後市久美浜町産のシャインマスカット(右手前)を使ったクラフトビール「Kyo Tango Shine Beer」=丹後王国ブルワリー提供

 京都府京丹後市弥栄町の地域商社「丹後王国ブルワリー」が、同市内の農家が育てたシャインマスカットを素材にしたクラフトビール「Kyo Tango Shine Beer」を開発した。白ワインのような美しい色合いと、爽やかでフルーティーな味わいに仕上げた。

 丹後王国ブルワリーは、道の駅「丹後王国 食のみやこ」(弥栄町)を拠点に、丹後王国の前身・府農業公園「丹後あじわいの郷」時代の1998年に始まったビール醸造事業を受け継ぎ、自社のビール工房で職人が手作りで11種類のビールを製造、販売してきた。

 SDGs(国連が掲げる持続可能な開発目標)に沿う商品作りを進めようと、昨年9月から、規格外となったシャインマスカットを使い試作を重ねた。同社は果実を使ったクラフトビールは初めてで、「果実をイメージできる色合いを出せるのは難しい」という見方もあったが、中川正樹社長(36)は「製造スタッフが予想した以上の出来栄えとなった」と胸を張る。

 新商品は「ビール本来の味わいはしっかり残しつつ、シャインマスカットの香りが楽しめる、甘くないビール」(中川社長)。市内の生産者や商工関係者に試飲してもらったところ「高級感もあり、贈答品にもなるのでは」と好評だったという。同社は、京丹後産のナシを使ったクラフトビールも視野に入れており、中川社長は「果実を使った商品を増やしていきたい」と意気込む。

 1瓶(330ミリリットル)660円。3千本限定。丹後王国の土産物店やインターネット通販で販売しているほか、京丹後市内の道の駅や京都市内のホテル、飲食店でも販売する予定。同社0772(65)4193。