京都府警本部

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 京都府警本部の警備2課に所属していた30~50代の男性警察官6人が架空の交通費を申告して捜査費をだまし取ったとされる事件で、府警は27日、6人を詐欺容疑で書類送検し、全員を懲戒処分にしたと発表した。最も多額の19万円を不正受給した50代の警部補を懲戒免職とし、残る5人を停職6月から戒告処分とした。

 不正受給が620円と少額だった50代男性警部補は本部長訓戒の内部処分にした。当時の上司4人も、監督責任があるとして内部処分にした。

 6人の書類送検容疑は2015年4月ごろから20年12月ごろの間に、捜査で利用した交通機関の乗車区間を水増しするなどして、事前に捜査員に支給される「捜査諸雑費」を1人当たり数百円から千数百円だまし取った疑い。

 府警によると、男性警察官らは書類送検容疑以外にも不正受給を繰り返しており、総額は45万7千円に上った。既に国に返納させたという。「私的な飲食費に使った」「小遣いの足しにした」などと供述しているという。

 警備2課は極左暴力集団の担当で、国の治安に関わるとして捜査には国費が支給される。6人は同じ捜査班のメンバーだった時期があった。

 府警監察官室の岡本茂首席監察官は「警察への信頼を著しく損ねるあるまじき事案であり、厳正に処分した。府民の皆様に心からおわび申し上げます」とコメントした。