一寸法師ゆかりの地として、金運、開運、出世運などに御利益があるとされる武信稲荷神社(京都市中京区)

一寸法師ゆかりの地として、金運、開運、出世運などに御利益があるとされる武信稲荷神社(京都市中京区)

金色の鳥居が参拝者を出迎える御金神社(京都市中京区)

金色の鳥居が参拝者を出迎える御金神社(京都市中京区)

宝くじの購入につなげようと制作したリーフレット。六波羅蜜寺や豊国神社、妙円寺や車折神社、大黒寺など金運に関係する7社寺を紹介している(京都市役所)

宝くじの購入につなげようと制作したリーフレット。六波羅蜜寺や豊国神社、妙円寺や車折神社、大黒寺など金運に関係する7社寺を紹介している(京都市役所)

 財政難の京都市が、観光客に宝くじを購入してもらおうと、金運や開運に御利益があるとされる寺や神社の紹介に力を入れている。京都府内で宝くじを買ってもらえば市に入る収益金の配分が増えるためで、観光客や寺社が多いという京都ならではの特色に着目した。お勧め寺社とともに宝くじ売り場を掲載した折り畳みチラシを作成し、神仏の力も借りてさらなる財源確保を目指す。

 宝くじは販売額のうち、当せん金や経費を除いた4割程度が都道府県や政令指定都市に配分される。配分額は都道府県ごとの販売実績で決まり、京都市は府に入る収益金の半分を受け取れる仕組み。市の収益金はピークの2002年度は約40億円あったが減少傾向にあり、20年度は約27億円が配分された。

 京都市は、財政悪化を受けて敬老乗車証値上げや補助金削減などを進める中、宝くじの売り上げを伸ばそうと観光客に注目。20年に宝くじ事務協議会の表彰を受けて得た資金を活用してチラシを製作し、昨年11月から京都駅の観光案内所などで配布を始めた。

 チラシでは、職員が手分けして調べた金運や開運に関係する7社寺を紹介。金色の鳥居がある御金神社や、打ち出の小づちで金銀財宝を出した一寸法師の舞台とされる武信稲荷神社などを掲載した。市内の宝くじ販売所の一覧や、動物園の改修といった収益金の使い道も紹介し、購入を呼び掛けている。

 市財政室によると、チラシは5千部製作した。比較的穴場のパワースポットも選び、予想以上の人気で増刷も検討しているという。収益金は児童館やクリーンセンター、図書館の維持運営など市民生活に役立てられているといい、「運気を高めて宝くじを買ってもらい、高額当せんを狙ってほしい」(同室)と話した。

 チラシは市のホームページでも閲覧できる。

 チラシで紹介されている他の寺社は次の通り。

 ▽六波羅蜜寺(東山区)=七福神の弁財天をまつる▽豊国神社(同)=豊臣秀吉をまつる▽妙円寺(左京区)=七福神の大黒天をまつる▽車折神社(右京区)=「約束を違えないこと」で信仰を集める清原頼業が祭神▽大黒寺(伏見区)=境内に「金運清水」が湧く。