爆破予告を受けて規制線が張られた京都タワー周辺(京都市下京区)

爆破予告を受けて規制線が張られた京都タワー周辺(京都市下京区)

 爆破予告のあったホテルが入るタワービル前には京都府警が規制線を張り、通行人に近づかないようマイクで呼び掛けた。赤色灯をつけたパトカーが続々と集まり、京の玄関口は物々しい雰囲気に。避難した宿泊客や観光客らは「何が起きたのか」と不安げに見守っていた。

 ビル内の飲食店に勤務する女性(28)は「館内放送で『不審物を設置したとの予告がありました』とアナウンスがあった。客を避難させた後、従業員も退避させられた」と顔をこわばらせた。ホテルに宿泊予定の福井市の女性(71)は「この世の中、何が起きるか分からないので怖い」と驚いた様子だった。

 京都水族館では、警察犬を連れた警察官数十人が建物内に不審物がないか捜索。正面玄関はシャッターが下ろされ、休館の貼り紙が掲示された。水族館前の芝生広場で長男と遊んでいた会社役員の男性(45)=中京区=は「突然、パトカーが何台も来てびっくりした。怖かったので、水族館から離れた。爆破予告がいたずらなら悪質すぎる」と憤った。

 タワービルの南側にある京都駅でも、両施設を利用しないよう呼び掛けるアナウンスが入り、大勢の駅利用客が不安そうに聞いていた。