京都タワーと規制線(京都市下京区)

京都タワーと規制線(京都市下京区)

 8日午後5時ごろ、京都市下京区の京都タワーと京都水族館の2カ所に「爆弾を仕掛けた」と電話があった。京都府警下京署は同日夜、威力業務妨害の疑いで、大阪府東大阪市の無職の女(58)を逮捕した。

 逮捕容疑は、8日午後4時57分ごろ、京都市下京区内の宿泊施設に電話をかけ、「展望台に爆弾を仕掛けた。6時に爆発する」と脅し、業務を妨害した疑い。

 爆破予告のあったホテルが入るタワービル前には京都府警が規制線を張り、通行人に近づかないようマイクで呼び掛けた。赤色灯をつけたパトカーが続々と集まり、京の玄関口は物々しい雰囲気に。避難した宿泊客や観光客らは「何が起きたのか」と不安げに見守っていた。

 京都水族館では、警察犬を連れた警察官数十人が建物内に不審物がないか捜索。正面玄関はシャッターが下ろされ、休館の貼り紙が掲示された。水族館前の芝生広場で長男と遊んでいた会社役員の男性(45)は「突然、パトカーが何台も来てびっくりした。怖かったので、水族館から離れた。爆破予告がいたずらなら悪質すぎる」と憤った。

 タワービルの南側にある京都駅でも、両施設を利用しないよう呼び掛けるアナウンスが入り、大勢の駅利用客が不安そうに聞いていた。