大規模マンションの開発事業構想が明らかになったイトーヨーカドー六地蔵店跡地(京都府宇治市六地蔵など)

大規模マンションの開発事業構想が明らかになったイトーヨーカドー六地蔵店跡地(京都府宇治市六地蔵など)

 2017年2月に閉店した京都府宇治市六地蔵の総合スーパー「イトーヨーカドー六地蔵店」の跡地について、土地所有者の住友商事(東京都)が654戸の世帯者向けマンションと、小規模店舗と保育所の複合施設を建設する開発事業構想を同市に届け出たことがこのほど分かった。計画人口は2616人で、まちづくりへの対応が必要な超大型のマンション開発が動き出した。

 六地蔵はJRや京都市営地下鉄、京阪の3駅が集まり、宇治市が「北の玄関口」と位置付ける。人口急増への対応が求められる市は、「保育所や小中学校による受け入れや、周辺道路の整備を検討する必要がある」(都市計画課)としている。
 同社が市まちづくり・景観条例に基づき、10月30日に届け出た構想によると、敷地面積は約1万7500平方メートル。マンションは3棟からなり、最大部分は地上20階(高さ59・95メートル)で、地下1階。大部分が約1万200平方メートルの宇治市域に建てられ、残る京都市域(伏見区石田)の約7300平方メートルは立体駐車場などが建つ予定。
 複合施設はマンションの西側で地上2階、外環状線に面する。宇治市によると、住友商事は食料品や日用品を扱うスーパーを検討しているという。
 同店跡地を巡ってはこれまで、宇治市が市議会でマンション開発が行われる見通しを答弁してきたが、同社が正式に構想を表明するのは初めて。
 同社は今後、近隣住民への説明会や、公共インフラ整備に関する宇治市との事前協議などを経て着工を目指すが、「時期は決まっていない」(同社広報部)としている。