新型コロナウイルス禍で子育てに奮闘する家庭を支援しようと、JAレーク伊吹(滋賀県米原市宇賀野)は27日、昨秋収穫した長浜産コシヒカリ約7トン(約300万円相当)を同県長浜市に贈った。「子育て応援スマイル米」と名付け、市は市内のひとり親家庭722世帯を対象に1世帯当たり10キロを配る。
JAレーク伊吹が地域貢献の一環として昨年11月に市に寄贈を申し出た。中尾一則理事長は「温暖化で作りにくい中、農家の苦労もあってよいものが収穫できた」と話す。
市役所で寄贈式があり、JAレーク伊吹経営管理委員会の高橋賢一会長が、藤井勇治市長に袋詰めされた米と目録を渡した。高橋会長は「丹精込めて作ったコシヒカリが地産地消や米の消費拡大につながれば」と話した。
市では対象者宛てに「引換券」を郵送。2月13~18日、対象家庭はさざなみタウン(高田町)など市内計9カ所で受け取れる。