高野山奥の院の「水行場」で行われた「寒中水行」=30日午前、和歌山県高野町

 高野山奥の院の「水行場」で行われた「寒中水行」=30日午前、和歌山県高野町

 世界遺産の霊場・高野山(和歌山県高野町)奥の院の「水行場」で30日、高野山真言宗の信者らが凍えるような冷たい水に入り心身を清める「寒中水行」があった。奈良県川上村の寺院・宝寿院が大寒の時期に毎年行う荒修行で、参詣者らが遠巻きに見守った。この水行は60年以上続く。

 同日の気温、水温はともに0度。辺り一帯が雪化粧をする中、挑戦したのは宝寿院の女性副住職辻田真海さん(61)と、30~60代の男女計8人。数珠を手に白装束、わら草履姿で水中に腰まで身を沈め、合掌。拍子木が鳴り響く10分間余り、目を閉じ、一心不乱に般若心経を唱えた。