目から涙を流すユーモラスな鬼などが描かれた凧が並ぶ会場(東近江市八日市東本町・東近江大凧会館)

目から涙を流すユーモラスな鬼などが描かれた凧が並ぶ会場(東近江市八日市東本町・東近江大凧会館)

 節分を前に、東近江大凧(おおだこ)会館(滋賀県東近江市八日市東本町)で鬼が絵柄の郷土色豊かな凧を集めた企画展が開かれている。個性あふれる鬼の表情が、来場者を楽しませている。

 鬼は古くから凧の絵のモチーフになってきた。収蔵品を中心に、14都道府県の計28点を紹介する。

 山口県萩市の「見島(みしま)鬼ようず」は、子どもの誕生時に揚げる祝い凧で、鬼の目から落ちる涙を表す紅白飾りがユーモラス。京都の愛好家グループが制作した角凧は縦3・6メートル、横2メートルあり、羅生門で渡辺綱が鬼退治する様子を描いている。

 長崎県壱岐地方の「ばらもん凧」も展示。方言の「ばらもん」は「元気者」を意味し、鬼が武者の兜(かぶと)にかみつくユニークなデザインとなっている。

 来館した東近江市の女性は「色鮮やかな凧が多くて、迫力ある鬼の表情から力をもらった」と話した。

 6日まで(2日は休館)。有料。