トヨタ自動車の男性社員=当時(28)=が上司のパワーハラスメントを受けて自殺した問題で、遺族との和解が成立した。3年半以上もかかり、当初、危機感が薄かったことがうかがえる。「パワハラを断固として許さない」。再発防止の取り組みにどうやって実効性を持たせるか。世界的企業が課題を突き付けられている。

■危機感の欠如、初動対応の遅れ

 「ばか、アホ」「こんな説明ができないなら死んだ方がいい」「なめてんのか」。